ロン毛取立人

戦慄怪奇ファイルコワすぎ!と逆転裁判とワンピースで身体の半分が構成されている腐女子です。

泥棒を捕まえる片手間に世界を救わないか?(TOV 感想)

ブログタイトル通りである。

 

ものすごく今更な事なのだが、ブログタイトルを見ていただければおわかりいただけるように、私はロン毛が好きだ。それはもう好きだ。決して女性的過ぎず、ポニーテールにせず、そのたわわな長髪を余すところなく広げて、顔面の良さを際立たせるロン毛の男が大好きだ。だいたい声が子安だったり緑川光だったりするがそれはご愛嬌だ。

 

そんなロン毛好きの私の為に生まれたようなゲームがある。

 

テイルズオブヴェスペリア だ。

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かの有名なテイルズシリーズでも屈指の知名度を誇る本作がSwitchでリマスター版として発売される事を知り、我々リットンロン毛調査団はその実態を確かめにジャングルの奥地へと向かった……。

 

このゲーム、とにかくロン毛男が出てくる。主人公からしてそうだ。

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みんな大好きユーリ・ローウェルさん。オタクは何故か推しをフルネームで呼ぶが私は畏れ多くてユーリさんと呼んでいた。

 

ユーリさんは男の中の男なので、なよっちい姿も見せず、時には仲間を叱咤し、時には優しく見守る。

パーティの仲間達もユーリさんを頼り、その期待以上の活躍をユーリさんはしてくれる。多くは語る事なく、行動で己の志を示す、立派な男である。

ただし見た目は「女の子みたいね(公式)」と言われるほど。髪のキューティクルは素晴らしく、胸元を大幅に開けて胸筋をこれでもかというくらい見せつけてくる。正直メインストーリー中ユーリさんがアップで話してる時は半分くらい胸筋に目をやられていたので、プレイ中はよく迷子になっていた。

 

ユーリさんは理想的なロン毛キャラだ。ヒロイン達が一人を除いてほぼほぼ露出がない中で、仲間の一人であるジュディスと並んでTOVのお色気要素のほぼ全てを担っていた。私は彼ら二人を合わせて叶姉妹と呼んでいた。

 

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ヴェスペリアの美香さんと恭子さんだ。

 

 

 

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そしてこのゲームにはもう一人、忘れてはならないロン毛男がいる。それはデュークだ。上の画像からして顔面偏差値が高すぎる。狂いそう。因みにこれはOP画像だ。バンダイナムコ大丈夫か???

 

私のコイツへの狂い方は多分半端ではなく、デュークが登場するたびに奇声をあげ、特に意味もない事を口走っていた。その最たる例がこれである。

 

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この世の真理である。

 

因みにデュークが動物達に囲まれて微笑みを浮かべるシーンが劇中には存在する。ディズニープリンセスか??多分そうだ。

この典型的な緑川光顔の男、なんと小山力也の声で話す。

そんなの聞いてない!!世界を救いそうな声地雷です!!(好き)バンダイナムコ許せない!!!

 

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顔面が良過ぎて何を言っているのかよく理解出来なかった。

 

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私の狂っている様子をフォロワーが書いてくれた。

いやだってパリコレモデルじゃん……。予期せぬところから突然現れるものだからプレイ中は私が死なないようにワイプつけてその下に「デューク登場まであと5秒!」みたいなカウントが欲しいとずっと言っていた。だって欲しいじゃん……。

 

ヴェスペリアはよくわからない単語に日々晒されるので、ある程度の適応能力がないとすぐに置いていかれる。

幸い私はメギド72をプレイしていたので、ユーリ・ローウェルの出身である帝都の下町はすぐに燃えて住民は全滅するだろうという事はすぐに分かった。街は結界で守られている為、その結界を壊して魔物が人間を生きたまま食らう事も予想出来たし、自ら名乗っていくタイプの愉快な連続殺人鬼が出てくるだろうという事も読めた。結局その全ては当たらなかったが。私は自分の思考がメギド72によって毒されている事を再確認した。村の人達が優し過ぎて申し訳なくなったくらいだ。エステルに「気持ちの悪い媚を売るんじゃないよ……!」レベルの事は言って欲しかった欲はある。勘違いして欲しくはないが私はエステルの事が好きである。この手の典型的なヒロインにしては良くここまでヘイトが溜まらないように作れたものだと感心している。

 

ヴェスペリアはキャラクターの魅力とストーリーでぶん殴ってくる現代の凶器だ。

戦闘もあるがサクサク進めることが出来、ストレスは溜まらない。

「正義」を貫き通すRPGの名に恥じぬ、ユーリさんの正義と、もう一人の主人公格であるフレン・シーフォの正義がぶつかり合う展開には手に汗を滲ませた。

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顔面が良すぎる。私は彼が登場した時カエルが潰れたような声を出した。顔面が良すぎる。ちなみにヴェスペリアをやる前に私はミリしらで「幼少期の約束を律儀に一個一個覚えており、かつ守っていそう」と判断したが案外間違っていないように思う。

因みに彼は称号で「夜の帝王」になる。訳がわからなかったが、多分私が一番訳わからなかった。

 

 

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仲間になるレイヴンという名前のおっさんに天使の輪っかをつけて咽び泣く(わけがわからないと思うが事実だ)という高尚かつトンチキな遊び方もできる。

リマスター版はかつて有料DLコンテンツだった専用衣装やレベル上昇などが無料で選べる。格段に遊びやすくなる為、ゲームが苦手だがロン毛と同性間のクソデカ感情に殺されたい!というオタクは強火プレイをする事をお勧めする。

 

たまに話についていけなくなる事もあるが、やりこみ要素も豊富な上、上気したように男女の恋愛よりも同性間のクソデカ感情の方が多く描かれている。

初見の1周は長く50時間くらいプレイしたが、それでも2周目にいこうと思うくらいには私は面白かった。

是非Switchを所持している皆さんは購入を検討してみては如何だろうか。

 

最後になるが、ヴェスペリアにはラピードと呼ばれる紛う事なき犬が出てくる。最後まで擬人化する事も人間の言葉を喋る事もなく、ただずっとユーリさんを支え続けた犬の中の犬、ヴェスペリア一のいぶし銀だ。

しかしなんとそんなラピードさんだが舞台化により公式で擬人化した。

https://to-stage.tales-ch.jp/cast/

多分初見プレイ中に公式で擬人化されるという経験をした人間は少ないだろう。

私は舞台にはあまり興味がないが、このくっっっそイケメンになったラピードが人間の言葉を一切喋らず、四つん這いで「ワン」としか言わないキャラならば、私は身銭を削ってでも東京に行って舞台を見ようと思う。

 

 

 

ルー語を喋る成歩堂龍一オルタも出てくるぞ。

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