ロン毛取立人

腐女子のオタクの徒然。好きなソシャゲの話だったり、好きなロン毛の話だったり。息をするように下ネタ

腐女子、『アイカツ!』で涙を流す(アイカツ! レビュー)

ブログタイトル通りである。

 

オタク、『アイカツ!』見てるか? 見てない場合は私がこれから死ぬほど熱心に布教するこのブログを見るか、バンダイチャンネルに飛んで50話全部見て欲しい。

 

アイカツ! 第1話| バンダイチャンネル https://www.b-ch.com/titles/3480/001

 

幸いな事に、今は4月5日まで1期にあたる50話まで全話 無料 配信中である。かく言う私も無料配信に釣られて視聴を始めた。そこからずぶずぶと沼にハマり、現在80話まで見ている。

オタクはずべこべ言わずに『アイカツ!』を見ろ!

 

アイカツ! ALL SEASON Blu-ray まつり! !

 

ここまで熱心に私が言うのは、私自身が一番困惑しているからである。

不肖腐女子、あまりアニメは見ないタイプであった。そもそも長時間同じ画面を見続ける事が厳しく、アニメ見る体力も最近は無くなり、YouTubeのゲーム実況だって生配信のものは見ない(見れない)。12話で完結する深夜アニメだって殆ど見ないし、24話構成のものと知ればまず「うへえ」と思うタイプのオタクだった。

 

アニメ視聴=「疲れるもの」という図式が私の中で完全に確立されていたのだ。

 

そんな私が一つのアニメを80話まで見ている、これは今までの人生の中で革命であった。信頼のおける腐女子のフォロワーに特撮を勧められてもその話数の多さからどうにも食指が動かず、なんやかんやと渋っていた私が! である!

 

今ではすっかりいちごちゃん、あおいちゃん、蘭ちゃんさん、ユリカ様に夢中である。一ノ瀬かえでに至っては恋をしてしまった(79話を見ろ!!!!!!! 話はそれからだ)

 

この記事では、私が何故『アイカツ!』にここまでハマったかを真剣に考察しようとするものである。

 

0 アイカツ! とは

 

1期のストーリーは『トップアイドルを目指す少女たちのスポ根サクセスストーリー』である。(公式サイトから引用)

 

主人公である中学1年生の星宮いちごは普通の女の子。お弁当屋さんを営む母の手伝いが好きで将来の夢も「母親と一緒にお弁当屋さんを続ける事」だった。

ある日クラスメイトで親友の霧矢あおい(感情が大きい女)に誘われて、アイドルファンの弟と共にトップアイドルの神崎美月のライブコンサートを見る事になる。当初はアイドルにも芸能界にもあまり興味が無かったいちごだが、そのライブで世界は大きく変わり、彼女は神崎美月という存在に憧れるようになる。ライブってそんなに眠れなくなるほど心躍るものなのか? と半信半疑だったいちごがライブを見た後は「眠れない」と言っているのだから、彼女を襲った衝撃は相当なものだったのだろう。

 

そんな日々を続けていたある日、自称アイドル博士でもあるあおいに誘われて、いちごは美月も通っているという超名門アイドル養成学校『スターライト学園』に入学する事を目指す事になる。

星宮いちごはおしゃもじをマイクに持ち替えたのだ。

……というのが『アイカツ!』の物語の導入である。

いきなり超名門校に入学できるのがまず才能じゃないか? と邪推する深夜アニメのアイドル物語に毒されまくったそこの君、そのあたりはきちんと後々回収されるぞ。

 

アイカツ!』というシリーズが終わった後も、『アイカツスターズ!』、『アイカツフレンズ!』として続いている。

2020年現在は『アイカツオンパレード!』として続いている。現行はWEBアニメとして『アイカツオンパレード ドリームストーリー』が展開中だ。見よう! 

 

1 シリーズ構成加藤陽一神への圧倒的信頼

 

腐女子、人生において一番影響を受けたコンテンツは何か? と問われれば、まずはドリフェス!の名前が出てくる。これは今思えばアイカツの男版のようなコンテンツなのだが、まだアイカツを知らなかった私は、それにびっっくりするほどハマった。特にKUROFUNEという二人組のアイドルに感情をめちゃくちゃにされてしまった。

 

ずべこべ言わず『ドリフェス!』も見ろ

 

その『ドリフェス!』のシリーズ構成、脚本をして下さった加藤陽一神が、『アイカツ!』のシリーズ構成である。好きにならない訳が無い。ドリフェスでは男同士の特大感情を余すところなく描いて下さった神は、アイカツでも止まっている訳が無かった。女同士のびっくりする程巨大な感情をむき出しでぶつけられて、私は心が女児に戻ってしまいました。……あおいちゃん、君の事だぞ。

 

2 一切の無駄が無い、テンポの良いストーリー

 

私はこのアニメを見る前に、俗にいうアイカツおじさんが熱心にプレゼンをするブログを何個か拝見した。そのどのサイトにも必ず書いてある文章が「50話全部見てくれ」である。

その文字を見た時、始めこそ私は「何話かは捨て回があるだろうから、主要回だけをピックアップしてアイカツを履修した気になろう」なんて舐め腐った事を考えていたわけだが、振り返ってみるとアイカツおじさん達は一切間違った事を言ってなかったのである。

アイカツ!』のメインターゲットは言わずもがなリアル女児である。決して「自分は女児!! 女児だから何もしません!!」等と言い張る成人女性、成人男性ではない。

子供というものは時に残酷で、面白くないと判断したものはすぐに切り捨てる。私がそういう子供だった。そんな女児たちに満足してもらうには、毎回満足度の高い時間をお届けするしかないのである。その結果、50話中、1話たりとも捨て回が無いという、脅威の怪物アニメが爆誕した。

 

 どの回も主人公の新人アイドル星宮いちごを初めとするアイドルたちの成長がきっちりと描かれており、49話までで経てきた成長を胸に、50話とカレンダーガール(大名曲)は存在している。

かといって、絶対に50話全部見ないと訳が分からなくなる、といった事は無い。(本音を言うなら全部見て欲しいが!)この辺りは本当に脚本が上手く、全部見なくても良いが、見た後の感動はひとしお、という塩梅だ。天才なのかな……。

 

一話一話を切り取っても間延びするシーンが無く、テンポよく物語は進んでいく。それでいて描写不足と感じる事はあまり無く、脚本家の腕を直に感じる部分だ。

見ていたら時間があっと言う間に過ぎ、次も次もと見ていく内に、いつの間にか50話全部見ていた。凄い。

 

3 やさしい世界、でもそれだけではない

 

アイカツ!』の世界には、悪人が存在しない。基本全員良い人だし、驚く程ポジティブ思考だ。挫折も成長につなげる強さを皆が持っている。

 

2期から登場する、スターライト学園のライバル校の『ドリームアカデミー』でもその根本は変わらず、皆ひたむきにアイドル活動、アイカツに励んでいる。

 

深夜アニメに毒されまくった私は度肝を抜かれたのだが、『アイカツ!』では基本大きなシリアス展開は行らない。

登場人物たちが壁にぶち当たる事はあれど、誰もが前向きな気持ちでもって正面からその問題と向き合い、そして乗り越えていく。完璧な人間はアイカツ世界には存在しない。それはトップアイドルでもある神崎美月であっても例外ではない。彼女らがひたむきに困難に立ち向かっていく姿を見ていると自然に思考は彼女たちを応援し、気持ちが前向きになっている。アイカツマジックだ。

 

アイカツ世界では、自分が経験してきた事で無駄な事なんてない、どれもがアイカツに繋がる、という考えが当然のようにある。

 

いちごちゃんが崖を登るのだって、

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友達の為にその身一つで大木を斧で切るのだって、

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着ぐるみを着て踊るのだって、その全てはアイカツだ。登場人物は努力をし、その努力は肯定される。夢に向かってひたむきに走り、努力するアイドルたちをみていると、自分も何か夢に向かって努力をしなければ、と背中を押されるような感覚に包まれる。アイカツ世界では常識が我々の生きている世界と5センチ程ずれている事が多々あるのだが、それでも良いと思わせる。これぞアイカツマジックだ。

 

個性豊かな登場人物が登場し、中には現実では絶対に居ないだろうという女の子もたくさん出てくる。それでも誰一人として努力をしない者は居ない。彼女達に対して、暗いネガティブな感情を向けられる事も無い。心から安心して見られるアニメである。アイカツマジックだ。

この辺りはけものフレンズの1期を見ている感覚に近い。

 

だが、基本的にはやさしい世界である『アイカツ!』も、ただ優しいだけの物語ではない。「新人だからって、甘めに見てもらっていいのか?」「何よりも、自分自身が楽しむことが何よりも重要な事だ」「自分一人だけで、活動が成り立っているわけでは無い」「ネットばかりで、目の前にいる人の事、疎かにしていない?」などなど、日常生活において見落としがちな、基本的、でも大切な事を、アイカツは思い出させてくれる。

 

4 感情! 感情! 感情! 

 

アニメ公式サイトのあらすじのところには取ってつけたように『……そして恋も?』という一文があるのだが、『アイカツ!』に於いて恋愛感情は、まじでびっくりする程薄味で、殆ど無いと言っても過言ではない。(そもそも男性キャラが少ない)

その代わりにあるのが、女同士の特大感情である。

特に主人公のいちごちゃんとその親友であるあおいちゃんの関係は本当に丁寧に描写されており、あおいちゃんは事あるごとに「私はいちごのファン第一号だから」なんて事を言ってくれる。こんな事言ってくれる親友、私も欲しいが……?

 

アイカツ!』は百合アニメとしてめちゃくちゃ良質なのだが、特に吸血鬼アイドルとして売り出している藤堂ユリカ様の周りが凄い。

ツンデレキャラを貫く彼女の周囲にはなんやかんや言いながら色々と世話を焼いてくれ、憎まれ口も叩くが実力は互いに認めている天沢聖司(概念)と、

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共にユニットを組んでいた過去があり、聖司と思いが通じ合わなかったユリカ様を連れ出して、「ずっと頑張ってたんだね」と励ましてくれる風早翔太(概念)が居る。

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ユリカ様の明日はどっちだ。

 

5 憧れが繋いでいくバトン

 

アイカツ!』は途中(101話)で主人公が交代する。代わって主人公になるのは、初代主人公である星宮いちごに憧れ、彼女に見初められてスターライト学園の門をくぐった、等身大の女の子、大空あかりちゃんだ。あかりは歌もダンスも最初は上手くなく、ただひたむきに努力を繰り返して少しずつアイドルになっていく、誰の心にもいるアイドルだ。

 

始めはスターライト学園の入学試験に落ちてしまった彼女は、学園に入学する最後のチャンスである スカウトキャラバンに参加し、そこでいちごに「アイドルとしての輝き」を見出される。それは、第1話でいちごが神崎美月に対して感じたものと同じ。その輝きは今にも消えそうで、美月とは比べ物にならない。それでも、自分らしい輝きをもった、「オリジナルスター」になろう、といちごはあかりに手を差し伸べる。

……と、そんな下りを経て、主人公はいちごからあかりに変わっていく。

 

あかりの登場と共に、今まで主人公だったいちごが「普通の女の子ではない、元々才能があった子が、努力して人気アイドルに上り詰めた」という部分が強く描写されていく事になる。

その時点で、視聴者の中でいちごは「自分の投影」では無く「こうなりたいという憧れ」になっている。

それを描写した後に大空あかりという、どうしようもないくらい「自分」だと自己投影が出来る女の子を登場させ、主人公に据えたのは純粋にすごいと思う。

 

あかりがいちごに憧れてアイドルを目指すのは、美月に憧れてアイドルを目指したいちごと同じであり、その美月もまた、作中での伝説のアイドルである「マスカレード」に憧れてアイドルを目指している。

アイカツ!』の世界では多々『憧れは力である』という事が語られるが、その憧れが紡ぐバトンリレーを、これでもかという程に上手く、このアニメは描いているのだ。

ここに大きなお友達は皆泣いてしまうのである。かくいう私も泣いた(アツいタイトル回収)

 

6 ストーリーとリンクしていく楽曲

 

アイカツ!』の楽曲を製作しているのはアニメ、ゲームでその名を聞いた事がある人も多いであろう音楽製作集団MONACAである。歌詞を担当しているのはこだまさおり畑亜貴など、これまた豪華な人たちである。

 

MONACAによる良質な音楽にのせて、アイドルアニメらしい、爽やかで女の子らしい共感性の高い歌詞が紡がれていく。

アイカツ!』というアニメの凄いところは、その楽曲たちがストーリーとリンクしていくにつれ、「どこにでもあるアイドルアニメの曲」ではなく「このアイドルが、こういう気持ちで、少しずつ成長していった証の、集大成の曲だ」と視聴者に認識させるところにある。ふわふわと宙に浮いていた曲が、ストーリーによってコーティングされる事で、何よりも愛おしい、思い入れの深い楽曲へと変化していくのだ。好きにならない訳が無い。特にOP、EDには必ずと言って良い程理由付けがなされ、視聴者の中で思い出のある楽曲になっていく。

ここまで楽曲をストーリーに絡めたアニメというのをあまり見なかったもので、もう全ての楽曲が愛おしくなってしまった。

 

特に私が好きなのは「カレンダーガール」「オトナモード」「SHINING LINE*」「KIRA☆Power」「START DASH SENSATION」あたりだ。

 

あと、「これめっちゃ好きな楽曲じゃん! 作曲者誰やろ!」→全部石濱翔

って事がめちゃくちゃあったので私は石濱神に情緒をめちゃくちゃにされている。

 

簡単に述べると、私がアイカツを好きになった理由というのはざっとこんなものだろうと思う。6000文字近くも書いてしまった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……と、ここまで『アイカツ!』をべた褒めし、『アイカツ!』のやさしい世界にどっぷりと浸っていた私が、気紛れにインストールした「あんさんぶるスターズ!music」において、初手のストーリーで「アイドルを滅ぼそう……♪」などと言われた時の感情を50文字以内で述べよ。(配点50点)

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あのさあ…………(困惑)