全ての、ロン毛を取り立てる為の美しく、そして時に狂ったような心を持ったオタクに捧げる
――ロン毛取立人1世
ブログタイトル通りの内容です。
オタク、『羅小黒戦記』観ましたか!?!?!?私は昨日見ました!!!
久し振りのブログ更新はこのとんでもない映画の感想を熱量たっぷりに書くものになります。全てはこのブログを見た読者の方が映画を観て欲しい為。見てもらえたら私はもうそれで良いです。分かってもらえるので……。
できればこの映画は前情報なしで見て欲しいのですが、その気持ち以上に一人でも多くの方に見て欲しいので、最低限の事だけを書こうと思います。
「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来」日本語吹替版 本編特別映像【食事シーン】
この劇中の食事シーンだけでも最高なのでこれを見てピンときた方は早く……早く劇場へ……命が助かる人間がここにいるんです、本当なんです!! 病気は治り生命に希望を感じます! 本当の事なんです! オタクは嘘をつきません!!
因みに私はこの映画を観終わった後こうなりました。(これは私の友人の呟き)こうなりたい人はこのブログを読む前に急いで劇場へと向かってください。損はしません。なりたくない人も行ってください。狂え。
覚悟はできましたか!? ではいきましょう!!
羅小黒戦記とは?
MTJJ木頭および北京寒木春華動画技術有限会社制作による中国の2Dアニメ映画。
――Wikipediaより
タイトルの読み方はロシャオヘイセンキです。
元々は中国で2011年からweb上で発表された5分程度のアニメーションであり、2020年現在、28話まで公開されています。
webアニメの一話はYouTubeで日本語字幕付きで見る事が出来ます!!
この動画を見るだけでも黒猫のシャオヘイ(妖精で、人間体にもなる事が出来ます)が最高な事はお分かりいただけると思います。分からない? やかましい、分かれ。
映画本編では、妖精と呼ばれる種族と、我々人間が、いかに共生していくか。
異なる価値観、種族と、どう折り合いをつけ、生きていくかが、本当に美しい背景と、びっっくりする程かわいらしいキャラクター達によって生き生きと描かれます。
今回私が狂った劇場版では黒猫のシャオヘイが主人公となり、二人の最高ロン毛男に囲まれて守られたり守ったり捕まったり助けられたり、それぞれに愛情を感じたりします。
ね、最高でしょ?
この映画を観て欲しい人
全人類
……これはオタクあるあるの誇張表現でも何でもなく、本当にそうです、嘘は言ってません。オタクとかそんなの関係なしに、この映画は全ての人間に見て欲しい……。
ロン毛に人生を狂わされた人間とロン毛の櫻井孝宏と宮野真守に殺されたい人間は全員見ろ!!!!
櫻井孝宏と宮野真守のとんでもなく優しいボイスで「おいで」って言われるのを聞いて心にシャオヘイを同居させたい、そんな妄想を抱く疲れたオタクは特に見てください!!!!
羅小黒戦記の効能
これは信頼出来る筋から得た(私の中のロン毛取立人ソウルが言っていました)断言できる情報なのですが、この映画を観ると心が洗われ、昨日まで意地悪だった叔母(架空の人物)は性格が良くなって思いやりのある人物へと変わり、全ての命あるものに感謝し、人生が豊かになります。これは本当の事です。
最初は住んでいた森を人間に奪われ、人間を憎んでいたシャオヘイが、人間であるムゲン(年齢不詳。少なくとも400年は生きている。子持ち)に出会って、様々な価値観に触れ、少しずつ学んでいく……この過程が本当に丁寧に描かれます。視聴者は、いつの間にか物語に入り込んでしまい、シャオヘイとムゲンの旅路に息を呑み、時にうっとりし、そして常に気持ちの悪い笑みをその口元に浮かべる事でしょう。
これは全て私の実体験です。
狂っちゃお!ロン毛パラダイス
このブログタイトルで察していただけるように、私はロン毛男が大好きです。忍たまから始まり、リボーンやイナズマイレブンを経由して、最近ではテイルズオブヴェスペリアに沼に突き落とされました。
その集大成が、羅小黒戦記でした。今までの私がロン毛が好きだという感情は、全てこの映画を観る為にあったのだ……思わずそう思ってしまうほどの、すさまじいパワーが、この作品にはありました。
公式サイトのキャラクター一覧を見て頂ければ一発で分かるのですが中国のお国柄故か、ロン毛キャラがめちゃくちゃ多いです。しかも、全員最高のキャラクターです。
前半なんて特に凄くて、画面の何処を見てもロン毛、右を見ても左を見てもロン毛の男キャラがいるという、とんでもなくパラダイスなシーンしかありません。楽園はここにあったんか!?! 桂小枝師匠はおらんけど、ここはパラダイスなんや!!!理想郷(ユートピア)なんですよ!!!
居場所を失ったシャオヘイに、仲間と居場所を与えてくれるフーシー(櫻井孝宏)、
そのフーシーを狙い、襲撃がきっかけでシャオヘイと旅をする事になるムゲン(宮野真守)、フーシーの仲間の妖精であるシューファイ(斉藤壮馬)とロジュ(松岡禎丞)、と、上げていけば出るわ出るわロン毛男の名前がよう……
ロン毛好きでこの映画を観に行かないのは、損です!!絶対に貴方の好きな最高ロン毛男が見つかります!! 断言します!
私が好きなのはムゲンです……アクキーを買いました……ねんどろいども買います……
上映後、スクリーンに向かって命乞いをした
これは事実です。劇場が明るくなった後、私が友人に向かって告げた第一声は、「もうだめかもしれない……」でした。最高過ぎるロン毛男を膝に受けてしまい、もう立ち上がる事すらできないと、本気で心からそう思いました。今でもそう思っています。
上映中も、おおよそ三十分が過ぎたあたりから「いや……!! もうだめ!! 助けて下さい!! お願いします!!」と何度も中国に居るであろうMTJJ監督とスクリーンに向かって命乞いをしました。
これ以上最高をこの身に受け続けてしまうと、私の身体は内側から破裂して、大惨事を引き起こしてしまう……忍者と極道のように、笑顔のまま首がはじけ飛んでしまう事態になる……!! そんな確信を抱きました。これは間違いではありません、事実です。
映画館から出た後も、一時間ほどはずっとうわごとのように「助けて……殺さないで……なんでもします……」とまるで廃人のように呟いていました。友人には引かれていました。映画を観終わった後に命乞いをしたのは初めての経験でした。限りなく近い感情を、劇場で初めて「プロメア」を見た時に思いましたが、ここまで狂ったのは初めてです。
多分この時に居酒屋などのキャッチに声を掛けられていたら「やかましい!! 私は今ムゲン様の事で頭がいっぱいなんじゃ!!!!! 話しかけるんじゃねえ!!」と叫んでいたと思います。本当にそうならなくて良かったです。私は無闇に人を傷つけたくはありません。
長い旅の終わりに
本来ならば、この映画を見に行った後に、すたみな太郎という友人曰く「金を払って食の治外法権地帯へと足を踏み入れる店」に行く予定だったのですが、時間の都合上、私たちは昼にすたみな太郎へいきました。今思えば、本当に良かったと思います。羅小黒戦記の美しさが、私が友人に振舞ったクソカレートッピングで汚されなくて、本当に良かった……。私は今、心からこの事に感謝しています。ありがとう、すたみな太郎。
カレーの彩トッピング 〜秋風薫るほの甘さを添えて〜
これは余談なのですが、同じ猫映画のCATSが、現在アマゾンプライムで会員限定無料配信中です。猫の可能性を垣間見たい方は是非そちらも合わせてご覧ください。作業用に最適です。CATSを三回も見た後だと、羅小黒戦記が本当に面白くなる事を保証します。
これは一個人の意見ですので、CATS初心者の方はよく使用方法をお読みになって、お体に充分お気をつけてご視聴下さい。
それでは、わたしはもう一度CATSを見てきます。さようなら。