およそ半年ぶりのブログタイトル通りの内容である。
オタク、ワールドトリガー読んでる!?!?
ワールドトリガーといえば、定期的に存在しないキャンペーンが開催されては家に全巻送られてきたり、気になるとTwitterで一言呟くと気づけば家に全巻送られてくる都市伝説がバズっているコンテンツとして有名だ(私の中で)
——そして来る11月某日。
私の家にもワールドトリガーが全巻送られてきた。
別に都市伝説じゃなかった。
これは友人から送り付けられたものだが、私もその前にバディミッションBONDを誕プレと称して押し付けたので、これはオタクの矜持のぶつかり合いである。
ワールドトリガーを読んでないオタクは何かを言う前に読め!!!飛ぶし狂うし最終的に人間じゃなくなる。
一度読んだら最後、作者の葦原先生の健康長寿と世界平和を祈るだけしか出来ないモンスターになる。読もう!読まんかい!!!!!!!!!!
——この記事は2021年の終わりにワールドトリガーに様々な自我を一つ残らず破壊されて死にそうなオタクの備忘録である。
とりあえず後悔しないからワールドトリガーを読め!!!!!!!!!!!
自己紹介
私
ワールドトリガーを送りつけられて全巻読んだオタク。月曜日の忍者と極道と週刊少年ジャンプの更新とこうしくんに異様に辛辣なハム太郎を生きがいにしていた。
こうしくんに異様に辛辣なハム太郎の図
女オタクとしての自我やワンピースに興奮する夢見る少年としての自我、腐女子としての自我、推しの事をえっちな目で見るモブおじさんとしての自我などをワールドトリガーによって一つ残らず木っ端微塵に破壊されたオタク。
リリエンタールも実力派エリート迅もROOM303もBBFも勢いで全部履修した。生駒隊のことが好きが一周回って許せない。
爆裂面白遅効性SF集団戦漫画。作者は葦原大介先生。
四人いる主人公の一人は主人公補正が全くと言っていい程存在しないが、その唯一の補正をメンタル面のみで神様が〇〇を作る時の画像のオチ並みにバカほど受けた結果、人生五周目狂人のようになった事でお馴染み。
この漫画の一番正しい認識の仕方は「さらっと常識人ヅラして出てくる多様な狂人達の大博覧会」だと思う。(個人の感想です)
君も今日からワートリを読めば自分を一般人だと思い込んでいる様々な狂人達からしか摂取できない栄養素が得られるぞ!
さてこれからは私がワートリに狂ったポイントをいくつか紹介する。
1 ワートリの狂人が更なる狂人(くるんちゅ)を生み出す
1%の狂人を与えられてオタクが「うめ うめ」していたら葦原先生が突然「ただ今より500%の狂人を投与する!!」といって日常に溶け込む才能がありすぎるフルスロットルの狂人をお出しするのがワールドトリガーという脅威の作品であった。
私は浮かれてカレーを大量に食べていたので終了後に死んでしまった。その状態で「おかわりもいいぞ!」といわれるのがワートリだった。
私は常識人ヅラしてる異常人(例 SHERLOCKのジョン、ブラックラグーンのロック、オードリー若林)が大好きな星の元に生まれついたオタクなので、ワンちゃんが骨っこを見つけた時のように尻尾振って大喜びしてしまった。
それが最も顕著に現れているのが事もあろうに主人公のうちの一人だった。
三雲修というメガネである。
少年漫画の主人公としての才能という才能を与えられなかった十五歳の中学生だ。
修の狂人具合は見ていていっそ気持ちが良いくらいで、例えば敵に狙われている仲間の事を先輩から「死ぬ気で守れよ」と言われてマジで死にかけたり、入隊試験で落とされた組織にどうしても入りたくて上層部に直談判しようとペンチで有刺鉄線を切って警戒区域に無断侵入したりしている。
後は自分が共通の敵になるように仕向けられた記者会見に、死にかけて重症の姿のまま挑み、堂々と自分の意見を貫き通したりする。
いや、よくよく考えたら気持ちよくないよ、怖いよこんな十五歳……どんな人生歩んだら記者会見のスキルがMAXの十五歳が生まれるんだよ!!!!!!どこでスキルの熟練度上げるんだよ!!!
修、お前多分ヤのつく自由業の界隈に突然ぶち込まれてもなんとかなるし対クソメスガキに対して無類の強さを誇りすぎなんだよ。
これはオタクが想像したメスガキに対して強すぎる三雲修
ワールドトリガーは少年漫画のような派手で強いキャラクターやドラマチックな設定を持ったキャラクターも大量に出てくるが、私のような捻くれたオタクに突き刺さって抜けないのは他の漫画ではモブキャラにすらなるのか怪しい凡人の狂人だった。
あとは普段はツッコミキャラだけど集団から解き放たれた瞬間にめちゃくちゃ狂人になったりやっぱり圧迫面接記者会見にバカくそ強い爽やかブラコン男など、狂人を語るには一日じゃ足りません。
ちなみに修はその狂人度を見込まれて所属する組織の偉い人の推しになってるぞ!どないなっとんねん
2 人は死んでるけど死んでないしでも死は身近にあるしこれから死にそう
ワールドトリガーは現状人は死んでない(一部除き)が人体の切断面はバンバン出るし首チョンパもされる。
これは戦う身体と日常生活を送る生身の身体が分けられている結果、すごく異様な光景になっているのだ。
因みにワールドトリガーの世界では首チョンパされる時も痛覚などはないので安心して推しの四肢が無くなっていく様を見れる。リョナラー大歓喜の設定すぎる。
ワールドトリガーは四年前に主人公達の住んでいる三門市に異世界からの侵略者が攻めてきたので、そいつらから世界を防衛する為に戦う組織、ボーダーをメインにして進んでいく物語だ。
そしてその四年前の侵略では、多くの人が死んでいる。
メインキャラの中で、家族や友人を失ったり、家が壊されたり、そのような事を経験していないキャラは少なくない。修の通う中学校では避難訓練で地下シェルターに逃げ込んだりする。
登場するメインのキャラクターは死んでなくとも、彼らの大切な人はぼんぼこ死んでいる。彼らは死のない世界で戦っているが、世界は常に死と隣り合わせなのである。
キャラクターはあっけらかんとした性格の奴が多いのでつい忘れがちだが、彼らは我々の世界とは全く違う世界を生きている。
これからキャラが死ぬ展開がありそうで狂いそう。オタクは死ぬキャラに弱い。みんな弱いよ。強いのはガビ山先生とかだけだろ……。
つまりいくらでも不穏にし放題というわけです。
3 思春期のアンバランスさと歳の差と切なさと心強さと……
上記の続きになるが、この世界の不安定さとキャラクターの年齢が良い出汁を出しすぎている。
メインキャラクターの年齢層は一部を除きおおよそ15歳から21歳である。
わかるか!?!!?!!?思春期真っ只中の少年少女達が人を倒す為に武器をとり人をチョンパしたり撃ったり爆撃したりするアンバランスさが!!!!
それを心から楽しんでいる子供もいれば、家族を失った復讐心からきている子供もいれば、人が怖くて撃つ事が出来ない子供もいる。
総じて言えるのは、彼らはまだ20年も生きていない、学生生活を謳歌したり、部活を楽しんだりする権利を持つ子供達であるという事である。
そんな子供達が闘いを自ら選び、自分が何者であるかを証明しようとする物語が、ワールドトリガーでは描かれている。
そしてここがめちゃくちゃ萌えポイントなのだが、ワールドトリガーは歳の差がめちゃくちゃ熱いのだ。
大人になると、一歳やニ歳差なんてほぼ誤差だろ……と思うようになってしまうのだが、彼らの大半は高校生。高校生といえば歳上の先輩が、とてつもなく大きく見える年頃である。
私がもう誤差だろ、と思うような僅かな歳の差で大きく態度が変わるキャラ達を見ていると、まじで微笑ましい気持ちになって母性が芽生える……。
まじで歳の差だけに関して見れば小さい世界に生きてる……。ちいかわ……。
あと隊の中では一番の年下のキャラが普通に先輩として出てくると感覚がバグる。(え!?ひさとと太一ととりまる年齢一緒!?!!?!!?!!?!みたいな)
あれ!?ちいかわだったのが急にオデクロプスになった!?レベルで何度か見てしまう。
4 クソデカ感情は世界を救うってワケ!!!!!!!!!!!!!!
ここからは自分の目で見て確かめろ!ワールドトリガークソデカ感情!!
まじで命救ったり逆に救われたり生きる理由を与えたり都合の良い女みたいになったり焼肉食ってカッコつけたり試合中暇だから涼しい顔してみんなに見られてるのわかってる上で雪だるま作ったり他のチーム全員ジャージっぽいのにコスプレ感あって嫌だからスーツを隊服にしたら一番コスプレ感出てしまったり等速直線運動したりするからな!!!!!!
……失礼しました。途中から立ってるだけで面白いワールドトリガーのセフィロスこと二宮匡貴の面白奇行セレクションになってしまいました。
読もう!ワールドトリガー!トリガーオン!
では、オタクはBBF読んできます。