ロン毛取立人

戦慄怪奇ファイルコワすぎ!と逆転裁判とワンピースで身体の半分が構成されている腐女子です。

あったらいいな、「夢山賊」の世界

この世には二種類の女子が居る。腐女子と、夢女子だ。

開幕クソでか主語で申し訳ない。因みにそれ以外は一般人だ。少なくともこのブログで扱う事は無い。私は自他ともに認める腐女子だが、今日は夢女子について書こうと思う。いや、正確には「夢山賊」についてここに記す。これを見た暁には君は間違いなく夢山賊になっている事だろう。

 

さあ行こう!   私と一緒にめくるめく山賊ワールドへ。ちょっと臭そうだ。

 

夢山賊とは何ぞや? という話

 私は腐女子だ。

 腐女子の中には元々夢女子だった者が進化して(退化ともいう)成り果てた者も少なくないが、私は根っこから腐敗物にまみれて過ごしてきた。よって何となく、腐のフィルターを通してみる世界に己が存在する事を考えなかったし、対象と己が恋愛をする、というのはもってのほかだった。神聖()な世界に私という存在は不要だったし、腐女子特有の「私は推しCPが夜に営んでいる壁になりたい」と願う典型的思考回路の持ち主だ。

私が出張るのは古の個人サイト時代にもう卒業してしまったのだ。キャラに自らの名前を呼ばせて←で突っ込むのは多くの人間の黒歴史をえぐるだけなので、もし心当たりがあったら止めて差し上げて欲しい。

 そんな人間は、大半好きなキャラが居たらカップリング込みで好きになる。(勿論そうではない人も多くいる事は承知しているが、私はそういうタイプだ。主語をデカくしてしまって申し訳ない)

そのキャラも勿論好きだが、カップリングを込みで考えるともっと好きになる♡ という、腐女子として最も幸せなタイプの一つではなかろうか。

 しかし、そんな人間であったとしても、例外は存在する。

 時折現れるのだ。「こいつをカップリングとしては見る事は無いが、それでも滅茶苦茶好みだ……一人の男として滅茶苦茶好きだ……どうしても好きだ……この気持ちを抑えきれない……」という好みドンピシャドストライクフォーエバーみたいな存在が。私で言うならFE覚醒のフレデリクやグラブルのユーステスみたいなタイプのキャラだ。私は彼らがとても好きだが、腐女子カップリング対象としては見ていないし、夢女子でもないので彼らに個人的な恋愛感情を抱いているわけでもない。

 なら、この気持ちは何なのだ……? どこにこの気持ちを持っていけばすっきり解決するのだろうか? というものを考えた末にたどり着いた結論が「夢山賊」だった。

 キャラクターの人生に、自分が介入してくるなんて腐女子として烏滸がましい……でも、ほんの少しだけ、ほんの少しだけ関わりたい……という欲張りな女子の願望を命と引き換えに叶える超絶素敵思考だ。主の救済はここにあるのだ。

 山賊とは? という問いに答えを出すなら、「ジャンプの連載漫画の連載第一回目に出てくる、主人公の強さを証明する為だけに出てくる雑魚敵」というのが表現として正しい。

 

どういったものになりたいのかを端的に書こう。

山賊としてキャラの前に立ちはだかり、その圧倒的な力を前にして成す術もなく息を引き取りたい。そのキャラと関わった事を心から後悔し、段々と暗くなる視界の中で、ゴミを見るような目でこちらを睨む相手の姿を見、自分が死んだ後このキャラと対峙するであろう味方に、このキャラの真の恐ろしさを伝える事が出来ない無力さを嘆きながら死にたいのだ。

 

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   腐女子は嘘つきなので「違う、このキャラは邪な目で見てないの!」とかなんとか言いながら邪な目で見ている。だが、夢山賊は、というか私は違う。

 夢山賊はキャラがすけべな目に合う事を良しとしない。むしろ過激派なので推しのカッコいい姿しか見ない。それだけがこの妄想のメリットである。

 

自分は極力介入する事なく、キャラのカッコいい姿を堪能出来て、そして命を散らす。

ただ、夢山賊……というか私の欠点なのだが、この妄想の対象になる男は私の妄想の中で「35歳くらいで独身のまま戦場で死ぬ」という未来(妄想)がもれなく一緒に付いてくる。誰か私を殺してくれ。