お前はショタの袖を破きたいか？
破きたくて仕方がない！というオタクもいるだろう。多分道端ですれ違った少年を袖をいきなり引き裂いたら犯罪だ。妖怪袖破きとして伝説になれるだろう。
そのような経緯から、ショタの袖をどうしても勢いよく破きたいけれど、世間の目があり破けない……！と悶々としているオタクはきっと多いことだろう。しかし、ショタの袖を破きたい……そんなわがままでキューティな願いは叶えられる。そう、メギド72ならね。
※この先はメギド72のネタバレを含みます。
結論から言えばこれだ。ここまで豪快に破れている袖は成人男性であっても中々体験できないだろう。まるでキューティハニーのように、ショタの袖を破きたいというただその一心だけで袖が命を宿しているようにすら感じられる。
因みにこのキャラクターはストーリーを進めるともれなくプレイヤー全員が手に入れることができる。なんて良心的なんだメギド72。
このショタの名前はバエルという。（ただしこれは転生前の悪魔の名前であり、人間としての名前はコランだ）その顔通りの腹黒キャラで、義理のお姉ちゃんが居る。
姉に見せる、やだ〜僕は虫も殺せませんよ〜といったハイパアミラクルキュウティボイスと、同類に見せるクックックッ……滅びるがいい……みたいな低音帝王ボイスとのギャップが見どころだ。雷技を使うのでもう私のハートにも恋のカミナリぶちかまされましたね。
バエルは物語の舞台ヴァイガルドでは不死者と呼ばれる。人間の能力を軽く超えた力を持ち、子供の姿のまま老いない。
だから彼は正確にはショタとは違うのではないか？と思う人もいるかもしれないが、彼は間違いなくショタだ。自分は子供の姿のまま成長しないから、色々な義理の親の元へ養子へと入り、一定の期間が過ぎれば、親の愛情を裏切って、場を去らなければならない。今のお姉ちゃんも、どれだけ好きでも数年後には去らなくてはならない、唯一の望みはこの呪いにも似た不老が無くなる事……こんな純粋に、愛に報いようとしている姿は間違いなく、ショタだ。まあ袖は破けるけど。
高品質モデルも袖が破けているので非常にシュールだ。
不死者は、総じて育成がクッッッッッソ大変だ。だがこのバエルはまだマシな方で、この後には敵である天使のボタンやらベルトやらを剥ぎ取り犬の尻尾も剥ぎ取るメスゴジラと猫の餌を要求する陰険鎖男（悪食なので多分本人が食べる）が待っている。
不死者を育てるには大幻獣と呼ばれる普通の敵よりもめんど……強い敵を倒す必要がある。
そんなことをしてまで育てるメリットは何かと言われれば、これはまた面倒な話なのだが、別の不死者の育成の為だ。最終的に育てたいのが最強の女アスモデウスだとすると、そいつを育成する為に陰険鎖男のバラムを育成し、そのバラムを育てる為には点穴の使えるベリアルを育成する必要があり、そのベリアルの育成にはバエルがいると楽なのだ。因みにバエルの育成には俺たちの息子と更年期のおっさんを育てておくと何かと便利だ……何を言っているんだ私は？？
つまり、最終的なトンデモ火力の下地となるのだ。勿論バエル自身もまた高火力奥義、海洋生物特攻などのピンポイントで使える能力を携えているので育てて損はない。
バエルならば大樹ユグドラシルと水樹ガオケレナという幻獣を倒す必要がある。（水樹奈々ではない）
ユグドラシルはボスが倒しても倒しても雑魚を蘇生させるのでキリがないのだが、ガオケレナの方はまだマシだ。
何故なら、テロリストがいれば勝てるからだ。
これではない。
イベントクエストの開催を知らせてくれている魔法使いプリキュアの方だ。名前はキュアテロリスト、本名デカラビア。
ショタの袖を破きたいオタクはテロリストを呼ぶといい。何を言っているのか分からなくなってきたが間違いなく事実だ。
水樹奈々の方には凍結という状態異常が有効なのだが、こいつはゲージ3の覚醒スキルでそれを連発できる。つまり強いのだ。ついでに覚醒ゲージも下げられるので食らったら即死のボスの奥義もどうにかして遅延する事が可能だ。
幸い今はメギド指名チケットがあるので名指しでテロリストが呼べる。目指せ世界征服！
メギドには一人一人キャラストがあるが、こいつのキャラストの感想はただ一つ。
「全ヴァイガルドこりゃ酷いキャラスト大賞」である。勿論他にも酷いキャラはあるが（村を焼く教祖とか）、これは中々上位に食い込む。内容はといえば、短い話数なので端的に言うとこのデカラビアが村を洗脳する話である。何で味方にいるんだコイツ。キャラストを見ても何故力を貸してくれることになったのかが一ミリも分からない。今は共通の敵がいるから恐らく利害の一致で味方にいるのだらうが多分全部終わったらコイツとあと一人がパブリックエネミーになる。あと一人はフォルネウスだ。
だがまあそんな事は置いておいて、クックック……などと笑いながらショタの袖を破く為に敵を氷漬けにしていく日々は中々面白い。魔法使いクズキュアがニチアサで放映される世界線を永遠に待っている。
